カラーを使った表現 Black

先回に引き続きカラーのブラックを使った表現です。

black sheep of the family(=よそもの、厄介者、家族の恥さらし)

直訳すると「黒い羊」。通常の羊は白いのですが、そのなかでの黒い羊は「よそもの」「厄介者」または「家族の恥さらし」という意味になります。

例文

I’m the black sheep of the family; only I sill don’t have a job even though I’m 26 years old.
「私は家族の厄介者だ。もう26歳だが、職についてない」
He is the black sheep of his family and has never done anything at all.
「今まで何も達成したことがない彼は家族の恥さらしだ。」

「Every family has a black sheep.」と言われますが、どのような意味でしょうか。
「black sheep」には厄介者という意味があって、組織の中では、評判の悪い人に対してよく使われています。そこから、上の文章では、どんな家にも厄介者はいるという意味になります。
My Auntie May is the black sheep of the family. She joined a motor cycle gang when she was young and now runs a tattoo parlor.

メイ叔母さんは家族の厄介者だよ。若いころは暴走族に入っていて、今は入れ墨店を経営しているよ。

I’m a bit of a maverick and was always the black sheep of the family.
俺はわが道を行くタイプで、かつては家の厄介者と思われていた。

ではなぜこのような意味になるのでしょうか。一見、この表現には人種差別的な響きがあるように見えますが、そうではありません。昔は、黒い羊の羊毛を染めることが出来なかったので、白い羊毛と比べると、価値が低かったのです。そのため、羊飼いは黒い羊が好ましくないと思っていました。

ちなみに、ロシア語では、「白いカラス」という表現には同じ意味があります。黒いカラスの中では、白いカラスが目立つからです。

「black sheep」は家族だけではなく、それ以外のグループでも使えます。例えば,

the black sheep of the company
Hollywood’s black sheep
football’s black sheep

「sheep」は単数形と複数形が同じなので、「black sheep」が単数か複数を区別するために、単数の場合は、「the black sheep of the …..」というパターンを使います。「black sheep」が何人かいる場合は「…..’s black sheep」というパターンを使います。

 

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